2012年10月23日火曜日

Coffee&I



六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012の出展アーティスト、tarinainanikaの公演が 1013()21()六甲オルゴールミュージアム コンサート会場でありました。作品を見るまでは、コーポリアルマイムということで「抽象的な踊りのような作品なのかな」と思っていましたが、全く想像とは違いました!
  
コーポリアルマイムとは・・・人間の振る舞いの内、最も実用的な側面から、もっと抽象的で精神的な側面までを、その特有な語彙を通して劇的に表現する方法を導きだすテクニックです。


作品のタイトルは、「Coffee&I」。私たちの身近にあるコーヒーをモチーフにした作品で、音楽にのった楽しいダンスや台詞もあり、まるで短い演劇を見るようでした。

もちろん、二人の息のあった見事な動きも、見逃せません。同じような動きを繰り返しながら、超スローモーションになったり、早送りのようになったりと、強弱の付いた動ごきが魅力です。

パフォーマンスが終わった後に、お二人がコーポリアルマイムについて、短いレクチャーもしてくださいました。「説明だけでは分からないでしょう」ということでプチ・ワークショップのような感じで
隣の人と握手をするという動作を瞬時に行ったり、スローモーションで行ったり、手振るいのアクションを付けながら、時には瞬発的に行ったり。基本的なコーポリアルマイムの型を楽しみました。

未来郵便局

六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012の会場ひとつ六甲山カンツリーハウスにある「ライブラリー(カンツリーグリル内)」では開発好明さんの「未来郵便局」を行っています。
この「未来郵便局」、一年後に届くという郵便局で、連日、多くの方が参加してくれています。

「未来郵便局」は六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012の会期前に、西宮阪急さんにも協力をいただき、プレイベントとして9月1日(土)、2日(日)の2日間、「イクメン文化祭」という、子育て世代のお父さん、お母さんと子どもたちが多く集まる場所でも開催しました。


 


西宮阪急「イクメン文化祭での未来郵便局」では、スペシャルバージョンとして、牛乳パックを再利用して紙すきをしたカードにメッセージを書く。というワークショップも行いました。


六甲山でとれたアジサイの押し花や、モミジの押し葉などをあしらってメッセージカードを作るのですが、それぞれ個性的なカードが出来上がっていましたよ。
 

一年後の自分に向けて。
一年後のわが子に向けて。
お父さんやお母さんに宛てた感謝の言葉など…
皆さん、真剣に書いていました。
封筒も型抜きをしたり、シールを貼ったり、絵をかいたりと、皆さんとてもこっていましたよ。

メッセージカードを書き終えて、青色の封筒に入れて封をしたら、「未来郵便局の消印」を押して、切手を貼って投函です。

皆さん、ポストに投函する際は「一年後を楽しみにしています!」と笑顔で声をかけてくれました。



覚えているようで、忘れているような、1年という時間。
きっと、大人と子どもではこの1年という時間の流れは、ずいぶん違ったものなのでしょうね。

そう遠くない未来に向けた手紙。
あなたはいったいどんな事を書きますか?

「未来郵便局」は「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012の期間中、1125日(日)まで、六甲山カンツリーハウスの「ライブラリー(カンツリーグリル内)」で毎日行っています。
ぜひ、お気軽にご参加ください。(1200円 ※便箋、切手代込)
※現在行っている「未来郵便局」では紙すきの体験は行っていません。
 




2012年10月12日金曜日

9月29日(土) 本展キュレーターを務める高見沢清隆による ガイドツアー




ガイドツアーは午前11時20分にケーブル山上駅をスタートし、作品の解説を聞きながら各作品を巡ります。



こちらは六甲高山植物園にある渡辺英司さんの作品「蝶瞰図」をご覧の皆さん。作品に隠された秘密を聞いてびっくりされてました。




 植物園の後は、井口雄介さんの作品「CUBeSCAPE」の横の木道橋を通ってオルゴールミュージアムへと向かいます。作品が展示されることで木道橋を望む風景に新たな1ページが加わりました。

ツアー中、六甲オルゴールミュージアム中庭にある作品「霧がつくる輪郭」の作者の一人である藤原直矢さんに偶然お会いしました。せっかくの機会ですので藤原さんご本人に作品の解説をしていただきました。



山上の坂道を長時間歩き、昼食前で空腹のはずなのに、熱心に解説を聞いていただいて、私たちも嬉しい限りです。ありがとうございます。


作品制作の裏側の話などガイドツアーだからこそ聞ける話も沢山あります。興味をもたれた方はぜひガイドツアーにご参加ください!


本展キュレーターによるガイドツアー
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