2010年12月3日金曜日

コンシェルジュ通信 : 2010年11月23日 最終日

9月18日から始まった六甲ミーツ・アートも今日が最終日。この間、多くの方にお越しいただき、そして支えられ、感謝の気持ちでいっぱいです。今日1日の様子は主が書いたブログをご覧いただくとしまして、会期中に移ろいゆく季節の変化を「午後5時の六甲山ハウス」の写真で感じて下さい。
※写真をクリックして頂くと大きな画像をご覧頂けます。

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美

2010年12月2日木曜日

コンシェルジュ通信 : 2010年11月21日 日曜日

午後3時。何やら騒がしいと思い玄関から外の様子を見ると、今までに見たことがないほど長蛇の列ができていてびっくり!ユーモア溢れるおもてなし空間が評判をよんだのでしょうか。ラーメン店の店主がうらやむような光景です。

「おもしろかったね。」と言いながら帰っていかれるお客様の声に、おもてなしの心は年齢や性別、国籍は問わないことを教えられた1日でした。

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美

2010年12月1日水曜日

コンシェルジュ通信:2010年11月20日 土曜日

日曜日(11/14)はお休みをいただき、日本酒を愉しむ会に参加してきたのですが、その日の様子をブログで見ると「ひっつきむし」をお客様のセーターやマフラーにくっつけて楽しそうに遊んでいるではありませんか!

そこで急遽「ひっつきむし*くっつけ大会」を開催。ひっつきむしをくっつけて「ハイポーズ!」。笑顔と笑いのあふれる本日の六甲山ハウスでした。

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美









2010年11月30日火曜日

会期を終えて

おかげさまで11月23日を持ちまして、六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」が終了致しました。開催期間中は、他方から多くの方々に来場していただき誠に有り難うございました。

開幕時は暑さが残る早秋の中、汗を拭いながら作家の皆さんと設置作業をしておりましたが、最終日の夜は初雪が舞う初冬の寒さに包まれ、あらためて六甲山の持つダイナミックな自然環境を感じるとともに、屋外展の難しさや他では味わえないアートとの調和を楽しめた展覧会になりました。
会期中には、公募大賞(受賞者/藤江龍太郎)六甲ミーツ・アート大賞(受賞者/角野晃司)で2名の受賞者が誕生。そして、アーティストの協力によって、多くのワークショップが会場内、および近隣小学校にて開催され、作品を作る楽しさを皆様と一緒に共有する事も実現しました。

またスタッフ一同、日々の天候に気を配り来場された方々に楽しんでいただけるよう努めて参りましたが、気象条件などにより一時的にご覧頂けなかった作品などもありました。出展作家の方々には作品のトラブルに真摯に対応して戴き、最後まで緊張が途切れる事無く盛り上げていただきました。

六甲山で初めて行われた現代アートの祭典という事で、現場も作家も手探りで始めましたが、日を追う毎に来場者の方も含めて絆が深まり、紅葉で染まった六甲山に新たな実りをもたらす事が出来ました。
今後も、この経験を生かして新たな六甲おろしを起こしていきたいと思います。

最後に、期間中に足を運んでいただきました皆様にお礼を申し上げるとともに、参加していただいた素晴らしい作家の皆様、本展に関わっていただきましたスタッフの皆様に感謝申し上げます。

2010年11月24日
総合ディレクター/共同キュレーター
坂本浩章


※画像は、会期終了後に谷山恭子さんの「ピクニックシート」を撤去した際に、撮影しました。シートが寒さ除けになったのでしょうか、ここにだけ開幕時の名残がありました。



2010年11月27日土曜日

さらば、六甲山ハウス

11月23日は「芸術散歩2010」の最終日である。見残した作品があるため、コンシェルジュの真由美さんに接客を任せて急遽でかけることにした。ガーデンテラスを経てカンツリーハウスに向かうと、なんと「造雪中」の表示が出ているではないか。広い斜面はもうすぐスキー場に姿を変えるのだ。3月25日の記憶が甦った。本展総合ディレクター、彫刻の森美術館の坂本さんの「まず、太田さんのような温厚な方から現場に引き会わせたい(私自身は温厚と思わないが…。)」との言葉で、他の作家より先に現地入りした。初めて訪ねた六甲山は、神戸市内から予想できないほど寒く、人工スキー場付近は時折吹雪いている。「ここは六甲山ではなく、八甲田山ではないか?」しばらく人工雪を眺めた後、開発好明さんの冷蔵庫作品で暖まってハウスに戻った。
















翌24日9時に片づけ作業を開始。吊した葉書にはあらかたカビが生えている。六甲山ハウスは、作品を展示するには厳しい環境だった。湿気と直射日光は作品にダメージを与える。額縁にもカビが生えるほどだったが、あえて展示を強行したのは空間に魅力があったからである。この場所を提供していただけたことにまず感謝。土日と祝日にコンシェルジュをしてくれた宮崎真由美さんに感謝。足を運んでくれたお客様、そして本展に携わった全ての関係者に心から感謝の気持を伝えたい。日が翳り始めた午後5時、私は「カラマツ温室」と書かれた鍵を返し、ガラス室を後にした。

太田三郎

2010年11月23日火曜日

今井紀彰ワークショップ 「なんでもスイッチ」

11月14日(日)、今井紀彰さんのワークショップ『なんでもスイッチ』が開催されました。
場所は六甲高山植物園、紅葉も見ごろとあって園内には沢山のお客さんが来られました。

開始は13時からの予定でしたが、皆さん興味津々で覗いていかれるので早めのスタートとなりました。

今回のワークショップでは、クノール製品の空き箱を使用しました。持参すると周遊チケットが割引となる、クノールとのタイアップ企画で集った空き箱です。
この空き箱にスイッチを取り付けて自由に色をつけていくのですが、スイッチを固定するために用意した紙粘土も、赤く染まった紅葉も、、、いつの間にかデコレーション素材に変わっていました。
どんなスイッチを作ろうか悩みながらも、ちいさなお子さんや、大学生、お父さんお母さん達まで、皆さんの自由な発想から生まれた今回のなんでもスイッチは63個。

こちらのパネルは会期最終日まで、高山植物園内の今井紀彰美術館に展示されています。
一つ一つ見入ってしまう、楽しい作品になっております。ぜひ見に来てください。

六甲ミーツ・アートも終了まであとわずかとなりました。
最終日まで、皆さんのお越しをお待ちしています。

六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」事務局
ダイマルアヤ
































2010年11月20日土曜日

六甲ミーツ・アート大賞受賞 —蓑虫の声—

11月11日、木曜日。天気は雲ひとつない青空。「蓑虫なう」54日目は来場者にとっては行楽日和、蓑虫にとっては絶好のぶら下がり日和でした。
ところが、今日はいつもと様子が違う…なにやら周囲が騒がしいのです。何事かと尋ねると、「蓑虫なう」が六甲ミーツ•アート大賞に選ばれたことを知らされました。嬉しさと驚きが同時に沸き起こりました。そのせいで、思わず蓑から落ちそうになった程です。
突然のことでオロオロしている蓑虫をよそに着々と準備は進められていき、人もどんどん増えてきました。そして、司会者が表彰式の開始を告げる頃には緊張がMAX状態に。蓑虫は必死になって、手のひらに虫という字を3回書きなぐり、直ちに飲み干しました。そのせいか、司会者の声は辛うじて耳に届くようになりました。
この六甲ミーツ•アート大賞は来場者の投票によって選ばれます。その投票いただいた方々のメッセージを司会者から聞いた時が1番嬉しかったのを今でも憶えております。普段、来場者の方々と直に接して、様々な有り難いお言葉をいただいております。それを思い返して、皆様から直筆のメッセージとして伝えていただけたことは本当に感激でした。
表彰式は進んでいき、賞状と副賞授与も蓑虫のまま受け取りました。ミーツ•アート関係者の方が、必死になって蓑虫の短い左手まで渡してくれる姿に、あちこちで笑い声が上がりました。無事、手元に受け取った時には盛大な拍手。果たして、どちらに向けての拍手だったのでしょうか?
最後に喜びの声を求められた時は正直緊張していたので、あまり憶えていませんが、たぶんこのようなことを。
「もともと人見知りする性格で蓑虫のようだった私をここまで変えて下さった関係者の皆様、見に来て頂いた来場者の皆様ほんとうにありがとうございました。これを新たなステップとして精進していきたいと思います。」

角野晃司




















2010年11月19日金曜日

コンシェルジュの代役

「芸術散歩2010」開幕以来、土日と祝日は欠かさず接客してくださったコンシェルジュの真由美さんが「日本利酒学会」に招かれたため、11月14日(日)は急遽、息子が代役を務めることとなった。京都の大学4回生で、時折京都芸術センター作品監視ボランティアをしているので声をかけたのである。彼一人では心配なため、結局私も同行することとなった。真由美さんへの土産は、二日酔い予防として故郷の庄内柿。ひと月ぶりの植物園は、もはや初冬のたたずまいである。まずまずの天候のためか、来客が絶えない。ふと気づいたのだが、カメラ持参の来場者が実に多い。ためらう様子もなく、ハウス内を撮っている。作品撮影OKの美術館もある位だから、今やこの鑑賞スタイルが主流なのだろうか?













当日はスペシャル・プレゼントとして、オナモミの種子を用意していた。お客様のセーターやマフラーに「ひっつきむし」を留まらせるたくらみである。嫌がると思ったのに、ベレー帽の二人組が応じてくれた。冗談の通じる可愛い少女であった。あのオナモミは今、何処を旅しているだろう。

太田三郎


2010年11月15日月曜日

コンシェルジュ通信:2010年11月13日 土曜日

ここ一週間で木々の紅葉がすすみ、六甲山の紅葉は今が見ごろです。暑さの残る9月18日から始まった六甲ミーツ・アートも、残すところ10日となりました。

六甲ミーツ・アートの思い出に、そして大切な方へのお土産に、アーティストグッズはいかがでしょうか。会場内の各ショップでは、出展作家のアーティストグッズが販売されております。太田三郎作品としましては、タンポポのペーパーウエイトやクローバーの一筆戔、アーティストブックなど、素敵なグッズをご用意しております。ショップによって品揃えが異なりますので、アート鑑賞の合間にお気に入りの品を探してみて下さい。



六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美

2010年11月13日土曜日

「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2010」大賞が決まりました! 2010年11月11日(木)

全作品を対象におこなった、来場者の人気投票で選ぶ「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2010」大賞の発表と表彰式を、オルゴールミュージアム ホール・オブ・ホールズ六甲の建物横で行いました。
と聞いて、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2010」に一度来てくださった方は既に、ピンと来たかもしれませんが、見事、大賞を受賞したのは「蓑虫なう」の角野晃司さんです!

まだ、作品を見た事が無い!という方に簡単に作品の説明をしますと…
この作品は、作家の角野晃司さんが自ら蓑虫になり、その場に訪れる人と会話を交わしたり、蓑虫になってぶら下がりながらTwitterを利用して、現状をつぶやいたりするパフォーマンス作品です。見た目のインパクトもあり、お客さんと作家の角野さんがコミュニケーションをとれるという事で、とても人気がある作品の一つです。
ちなみに、この大きな蓑は六甲山で集めた小枝などを使って作ったそうですよ。

表彰式には通りがかったお客様や「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2010」のスタッフが参加しました。
そして、今日の表彰式の取材に読売テレビと神戸新聞の方々も来てくれました。

まず、最初に主催者から賞状の授与、そして、その後はいよいよ、賞金50万円の贈呈です!
この度の「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2010」大賞はクーパービジョン・ジャパン株式会社が賞金を提供してくださいました。(クーパービジョン・ジャパン株式会社さま、ありがとうございました。)

今日の表彰式は普段のパフォーマンスをしている時と同様に、最初から最後まで蓑に入ったままだったので、表彰状や賞金のパネルは長い網や棒を使って角野さんに届けました。
その光景に、会場ではどっと笑いがおこり、とても和やかな表彰式でした。

気になる賞金の使い道を角野さんにインタビューしたところ…
まだ、考えていないそうでこれからゆっくり考えるという事でした。

9/18(土)から「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2010」がスタートし、そこから雨の日も強風の日も蓑虫になり続けた角野さんですが、引き続き会期終了日の11/23(火・祝)まで、蓑虫になり続けるということです。まだ「蓑虫なう」をまだ見ていない!という方はぜひ会いに来てくださいね。

表彰式の模様は読売テレビ11月12日(金)放送の「朝生ワイド す・またん!」の中で(6:10~6:30のどこかで3分程度)放映、また、神戸新聞では11月12日(金)の朝刊で紹介していただきました。

最後に、朝早くからお越しいただき表彰式に参加してくださった皆さん、そして「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2010」大賞の投票に参加してくださった皆様ありがとうございました。
そして角野さん、本当におめでとうございました!

阪神総合レジャー株式会社
広報担当:小林智美

























































2010年11月12日金曜日

谷山恭子 「ピクニック picnic」ワークショップ 動物ピクニックシートを作ろう! 最終回

11/7(日)に、谷山恭子 「ピクニックpicnic」ワークショップ 動物ピクニックシートを作ろう!が行われました。
今日が最終回ということもあってか、谷山さんのワークショップでは初の快晴!
大人2名と、たくさんのちびっこ達(飛入り参加の女の子も!)が参加してくれました。
女の子ばっかりなので、やっぱりピンクや赤系が人気。
犬やゾウをシートいっぱいに描いていく。
一人黙々と真剣に作っていく子、保護者の方やスタッフとおしゃべりしながら描く子。
みんなそれぞれ形になっていく。
最年少は1歳の女の子。
アンパンマンのぬいぐるみを片手に、グズりながらもお母さんとシートをペタペタ♪
『できたっ!』を連呼しながら楽しんでいました。




















違う女の子とは、
「これうさぎ? かわいいね~。」
「、、、いぬ、、、。」
「 汗、、、。えっ! ごめんね~、耳が長かったもんで。うさぎかと。(小声になる) 犬か♪かわいいな 。」
そんなやり取りも。
“ 表現の自由 ” ですね、笑っておこう!






























そんなこんなで時間も押せ押せで、完成!
みなさん、おつかれさまでした。
楽しかったこの体験はちびっこ達の思い出になり、また違う何かに繋がり広がっていくでしょう。
谷山さん!おつかれさまでした。そして、ほんとうにありがとうございました!
次に出会える日を楽しみにしています。

六甲ミーツ・アート「芸樹散歩2010」事務局
玉岡真理子


2010年11月11日木曜日

マスダマキコ 第2回目のワークショップ「木の枝でオルゴールをつくろう!」を実施

11月7日 (日) 午後、出展作家マスダマキコによる本展第2日目のワークショップ
「木の枝でオルゴールをつくろう!」
を、六甲山カンツリーハウスで開催しました。

第一回目のワークショップは、六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」のメインビジュアルでもあるクモの巣テントを編み上げるものでしたが、今回は、ガッツリと木工作業のあるハードなもの。11名の参加者は、およそ4時間にわたってノコギリやドリルを使い、木の枝や木材使った作品づくりに取り組みました。

まずは、檜の間伐材の先端を好みに応じてチョイス、その皮をはぐところから始まります。枝振りによってメロディーが変わるので慎重に選びます。皮をはぐと檜の良い匂い。ぜいたくな素材ですね。
次に合板の土台に、木の枝を支える支柱と音を出す鋼を固定する台座を据え付けます。これも見本を見ながら、参加者それぞれがノコギリを使って角材に切りドリルで穴を開けて形にします。

かなり難易度の高い作業でしたが、参加者のみなさん (女子10名、男子1名) は、ドリルの穴開けに
「気持ちいい!」
ノコギリ引きに、
「超カイカン!」
とノリノリの様子。木工の楽しさを知ってしまったようです。とくに檜にドリルで穴を開ける際に、摩擦熱でバニラを焦がしたような甘い香りがすることを発見。貴重な体験でした。

その後、鋼の取り付け直前のタイミングで残念ながらタイムアップ。残りの作業はマスダさんが仕上げて参加者にお送りすることになり、とても楽しく贅沢なワークショップが終了。仕上がった作品はクリスマスの頃までには参加者のお手元に届く予定です。お楽しみに!

六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」事務局
高見沢 清隆































2010年11月10日水曜日

コンシェルジュ通信:2010年11月7日 日曜日

コンシェルジュ業務を終えた後、10月23日から「六甲枝垂れ」で始まった伏見雅之さん作品「Lightscape in Rokko」を観に行ってきました。LED照明を用いて六甲枝垂れをライトアップしているのですが、言葉に表せないほど幻想的でした。
ライトアップを楽しんだ帰り道、六甲ケーブルに乗るとキラキラした乗客が座っていました。森脇裕之さん作品「atto people」です。キラキラした乗客を眺めながら、異次元にタイムスリップをしたような気分になった10分間でした。

ところで11月14日(日)、六甲山ハウスの主・太田三郎が4週間ぶりに別荘へ戻ってまいります。遊び心いっぱいの主が、何やら面白いことを企んでいるようです。この機会をお見逃しなく、六甲山ハウスへ遊びにお越し下さいませ!

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美

コンシェルジュ通信:2010年11月6日 土曜日

ここ六甲山ハウスは「六甲高山植物園」内にあり、植物好きの方が散策されている姿をよく見かけます。近くを通りがかったガイドツアーの話を聞いていると、ハウスのすぐ傍にシクラメンの原種が咲いているらしいのです。早速探してみると、可憐な花が咲いていました。
園内ではオリジナルリース作りの体験会や、落ち葉のプールなど、楽しいイベントも開催されていますので、アート鑑賞とあわせて参加されてはいかがでしょうか。



六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美





2010年11月9日火曜日

コンシェルジュ通信:2010年11月3日 水・祝日

文化の日・快晴
まさに六甲ミーツ・アート日和です。朝から六甲山は人で溢れ、ここ六甲山ハウスも大勢のお客様にお越しいただきました。
そんな中、ちょっと困った珍客が・・・。

タンポポの綿毛が入った器を「ふわふわベッド」と勘違いしたのか、バッタが綿毛に向かってダイビング!ふわふわと綿毛を揺らしながら器の中で気持ち良さそうに遊んでいました。

綿毛が飛んでいっちゃうから触るのはやめましょうね。バッタくん。

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美



2010年11月4日木曜日

コンシェルジュ通信:2010年10月31日 日曜日

今日はハロウィン。上光陽さんとアシスタントの方、のびアニキ・金子さんがキャンディを持って、どろんこ姿で遊びに来てくれました。本当は「どろんこワークショップ」が開催される予定だったらしいのですが、あいにくの雨で中止に。それでも3人は雨の中、ずぶ濡れどろんこになって、おままごと(Plant Block造り)をしたそうです。

Plant Blockとは、植物の種を混ぜた日干しレンガのこと。造ってから一週間程度でレンガから芽が出てくるそうです。そこで六甲山ハウスにある大豆やミモザの種をPlant Blockに忍びこませ、上光陽&太田三郎コラボ作品の完成です。作品の目印は10月23日のコンシェルジュ通信でご紹介した「あたり棒」。元気に育っているか、六甲山カンツリーハウスハウスでチェックして下さいね。

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美



2010年11月1日月曜日

コンシェルジュ通信:2010年10月30日 土曜日

芸術の秋
各地の町や美術館で様々なアート展が開催されているので、どこに行こうか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
六甲ミーツ・アートの特徴は、何と言っても自然の中にアートが溶け込んでいるので、五感をフルに使ってアートを体感できること。同じ作品でも季節や天候によって見え方、感じ方が違うので、何度訪れても新鮮さを感じていただけると思います。
今日の六甲山は、深い霧に包まれて幻想的な雰囲気に。霧の中から微かに浮かび上がる下平千夏さんの作品「影見」の美しさに、思わず見とれてしまいました。

空の色、土の匂い、木々の揺れる音、山の空気を感じながら六甲山の自然とアートを鑑賞して、お腹がすいたらのびアニキにごちそうしてもらいましょう!

2010年11月6日(土) 11:00~13:00

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美



2010年10月31日日曜日

第2回目のワークショップ

10月17日午前10時20分、六甲ケーブル乗場に異変が生じていた。これまで見たことがないほどの人、ひと、ヒト…。登山客はわずかである。改札近くには「太田三郎ワークショップ本日開催」の貼紙が。この行列は紙漉きワークショップの参加希望者のだろうか?それにしては、誰も貼紙を見ていないが。というか、人が多過ぎて見えないのであった。
今回は、クノールカップスープの外箱を粗めに粉砕していただいた。印刷された文字や色片を残したほうが、お洒落な葉書に仕上がるだろうという判断である。そしてそれは正解だった。花びらや葉っぱを漉込む者もおらず、淡々と作業が進む。天気に恵まれ、植物園の来場者が多かったこともあって、募集定員20名に対して38名の参加を得ることができた。準備にあたったスタッフも満足げな様子である。

ほどなく夕暮れとなった。六甲山ハウスコンシェルジュの真由美さんと私は、駅で見かけた「のびアニキ」を誘って、新梅田食堂街の「たこ梅」へと向かった。この季節、冷えた体を温めるのには、おでんと熱燗が一番である。

太田三郎


2010年10月27日水曜日

コンシェルジュ通信:2010年10月24日 日曜日

六甲山小学校では二十四節気「霜降」に合わせ、22日にストーブの火入れ式が行われたそうです。六甲山ハウスも居間に電気ストーブをご用意しましたので、どうぞ暖まりに来て下さい。

そんな晩秋ムード漂う六甲山ですが、部屋の隅っこで季節外れの蝶を飼っています。蝶は「アブラナとモンシロチョウ」の切手をコピーした紙で作られているのですが、よく見るとその切手にはすべて消印が押されているんです。それも、消印の日付が5月18日、5月19日、5月20日、5月21日とほぼ毎日!
実はこれ、1985年7月5日から始まった、1日1ヶ所、最寄りの郵便局で消印を押してもらうというプロジェクト。それをなんと25年経った現在も続けているというのですから、三日坊主の私は頭が下がります。
消印が押されただけの小さな切手ですが、そこには日々の暮らしや、様々な出来事があり、大切な想い出が詰まっているように感じます。これを25年間分並べると、何やら物語が見えてきそうです。

そんな太田三郎作品がご覧いただける展覧会のご案内です。六甲山ハウスとはまた違った魅力の作品ばかりなので、ご興味のある方はぜひ足をお運び下さい。


六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美



2010年10月26日火曜日

コンシェルジュ通信:2010年10月23日 土曜日

六甲山ハウスにはユーモアたっぷりの小物がたくさん隠されているのですが、中でも特に皆さん目を丸くされるのが、チチヤスヨーグルトの容器に入った大量の『あたり棒』。
このあたり棒、同じものが『手をあらわなくていいハウス(のびアニキ/金子良さん作品)』にも1本あるんです。

実は、六甲山ハウスにある大豆の種をのびアニキが育てるという、のびアニキと太田三郎のコラボ企画を密かに行っておりまして、あたり棒はその植木鉢の目印になっています。六甲ミーツ・アートへお越しの際は、ぜひ両ハウスのあたり棒を探してみて下さい。

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美



2010年10月25日月曜日

谷山恭子ワークショップ in 六甲山小学校

10月21日(木)、谷山恭子 『ピクニックpicnic』のワークショップ が六甲山小学校で開催されました。
体育館に、不安と期待感が混じった表情で集まった5・6年生13名(1名欠席)と先生2名。

簡単な挨拶と説明もほどほどに、それぞれのイメージに合った色のシートを選び、さぁ、
『作ってみよう!』
作業時間が1時間しかなく、いつもよりシートは少し小さめ。
なかなかシートを目の前に書き出せない小学生たち。
おっ!はじっこの女の子二人組、ぴゃ~っ!と描き始め輪郭が出来上がる。
それに気づいた小学生たち、ようやく一斉に描き始め、みんなノリノリ♪
あ~だこ~だと会話しながら
『切っちゃおっか!』
で切出す。

『小学生すごい!すごいな~』とスタッフ一同。
大人には見えない形や色が見えんだなぁ~と、形やら色の組合せ方。。。。勉強なります!

みんな次第に動きや会話が大きくなって笑いも出てくる。
『そろそろ時間~、あと10分!』
谷山さんの一声でラストスパート!
間に合わなかった小学生は宿題になりました。

今回、六甲山小学校での谷山恭子『ピクニックpicnic』のワークショップに参加し、貴重な体験をさせていただきました。
出来上がったピクニックシート、それぞれ個性があって素敵です。
このピクニックシートは10/30より『カンツリーハウス・中央芝生』にて展示されます。
芝生の上に敷くとまた雰囲気も変わるので見にきてくれるといいな。


六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」事務局
玉岡真理子


















































































































2010年10月23日土曜日

どろんこワークショップ 〜Plant Blockで町を造る~

上光陽さんのどろんこワークショップ ~Plant Blockで町を造る~ が、10月11日(月・祝)、六甲山カンツリーハウス内にて開催されました。
当日は三連休の最後の日で六甲山も晴天に恵まれ、絶好のワークショップ日和となりました。
参加者は合計25名。
お子さんが中心になりましたが、年齢を問わず興味を持ってくれた方々がたくさんいらっしゃいました。

今回のPlant Block (日干しレンガ) の土には芝、ライ麦、クローバー、など、色々な種類の植物の種を混ぜてあります。その土を木で作られた型に詰め、押し寿司のような要領でブロックを作ります。
円柱や四角などお好きな形の日干しレンガのブロックを積みながら家を形作っていくという工程です。
お父さんの方が夢中で、に土に興味津々になっていたり!
「お家で作りたいから土の作りかたを教えてほしい」という男の子もいたり。
皆さん真剣な顔で制作されていました。

こどもが造る家と大人の造る家。どちらも比べられない面白さがありますね。
こどもの町、大人の町と造ってみたら、なにが見えてくるんでしょうか?興味深いですね。
作った日干しレンガの内1つは、持ち帰っていただきました。日に日に姿を変えていく経過を、ご自宅で楽しみながら可愛がっていただける事と思います。

今回のWSで制作された作品は、六甲山カンツリーハウス内上光陽さんの作品『Plant Blocks』の隣に、そのままのカタチで展示されています。

参加者の方々が造られたミニチュアの日干しレンガの町。ぜひ見にいらしてください。

六甲ミーツ・アート 事務局
ダイマルアヤ






























2010年10月21日木曜日

コンシェルジュ通信:2010年10月17日 日曜日

今日は六甲山ハウスの主、太田三郎によるワークショップが開催されました。

主がハウスに到着するなりゴソゴソと荷物から取り出したのは、新作「蓑虫鉛筆」。
蓑虫の大切な衣装を頂戴してきたそうです。
古着を鉛筆のキャップとして再利用するとは、なかなかエコです。

あ、いいアイデアを思いつきました。
ハウスにはベッドがないので、蓑虫なう(角野晃司さん作品)の衣装をハウスのベッドとして再利用するなんてどうでしょう。
寝袋みたいでぐっすり眠れそうな気がするのですが。

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美


2010年10月19日火曜日

コンシェルジュ通信 : 2010年10月16日 土曜日

六甲山ハウスにはキュートなうさぎが3羽いて、ちょっとしたアイドルになっています。
このうさぎたち、昼間はお客様のカメラに向かって愛想をふりまいているのですが、夜になるとそっこりハウスを抜け出して遊びに行っているようなんです。
近所にはうさぎ仲間の行司さん(おしどりさん作品)がいるので、相撲を取りにでも行っているのでしょうか。

でもうさぎたち、身体にひっつき虫をいっぱいくっつけて帰るので、夜遊びしたことがバレバレです。

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美

2010年10月15日金曜日

コンシェルジュ通信:2010年10月11日 月曜日・祝日

別荘の主は音楽が好きなようで、たくさんのレコードがコレクションされています。
それは良いとして、注目すべきはレコード棚の引き出しから頭を出しているマイク。
きっと、夜はカラオケを楽しんでいるのだと推測します。
今度の日曜日(10月17日)は2週間ぶりに別荘を訪れるようなので、六甲山に歌声が響き渡るかもしれません。

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美

2010年10月14日木曜日

コンシェルジュ通信 : 2010年10月10日 日曜日

太田三郎の別荘「六甲山ハウス」には入口に真っ赤な郵便受けがあるのですが、時々お便りが届きます。
今日も、かわいいイラスト入りのお便りが届いていました。
別荘の主にお便りを書かれたい方には、はがきをご用意しておりますので、どうぞお気軽にお声掛け下さい。

はがきと言えば、10月17日(日)はヒマワリの種子を埋め込んだ手漉きはがきを作るワークショップを開催します。
参加無料の楽しいイベントなので、ぜひぜひ遊びに来て下さいね。
http://rokkomeetsart.com/event/20101017/

六甲山ハウス・コンシェルジュ
宮崎真由美

2010年10月7日木曜日

第1回目のワークショップ

10月3日、第1回目のワークショップ「SEED PROJECT from ROKKO」が行われた。六甲山の種子を葉書に漉込んで世界に発信しようというコンセプトである。
通常は牛乳パックを溶かしたパルプを用いるのだが、今回は味の素(株)からご提供いただいたクノールカップスープの外箱を利用した。箱を鍋で煮た後にミキサーにかけると、ドロドロの粥状になる。これを漉き枠に流し込ん
で種子を埋め、水を切れば「葉書の素」が出来上がる。この間5分ほどの作業。本来なら、窓ガラスか化粧ベニヤに貼付けて1昼夜乾燥させるのだが、今回はその場で持帰っていただくため厚紙に挟んだ。
埋めたのは、カンツリーハウスで採れたヒマワリの種子。見た目に地味なせいか、花や葉っぱも漉込む参加者が続出し、多くはイカリソウやアジサイの花びら入り葉書となった。
あいにくの雨ではあったが、大阪から駆けつけたアート好きな熟女グループ10名と、親子3人連れ、それに「のびアニキ」を交えて楽しい時間を過ごした。
熟女たち、実は興味ある作家を迎えて講義を受けるなど、会員個々の成長を目指す「アイアイ」というグループの仲間である。オルゴールミュージアムへ向かう途中、雨に濡れながら木にぶら下がっている大きな蓑虫作品に声援を贈っていた。アートへの好奇心と愛情がいっぱいの「大阪のおばちゃん」なのだ。紙漉きのセットは画材屋でも安く手に入る。
新聞紙などでも葉書が作れるからぜひ試していただきたい。

太田三郎

太田三郎ワークショップ「SEED PROJECT from ROKKO」は、10月17日(日)にも開催されます。ぜひご参加ください。