2012年8月13日月曜日

その① アーティスト トーク「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012」プレイベント~

8月5日、暑さ盛りの午後、大阪梅田にある「ハービスPLAZA ENTエント」にて「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012」プレイベントとして、アーティストトークを開催しました。 ゲストに加藤泉さんと片桐功敦さん、トークコーディネーターに原久子さんを交え、内容の濃い時間となりました。


加藤泉 (IzumiKATO)
加藤氏の絵画は、何千年もの太古に存在した原始美術を思わせる表現で描かれ、人と植物が共生した表情から鑑賞者の想像をかきたてます。
また、絵画だけではなく、木を素材にした彫刻作品も制作。荒々しく掘り出された木肌からは、より強いエネルギーを見る者に与え、生命力のある現実世界へ導きます。




片桐功敦(NobuatuKATAGIRI)
個性の際立ったいけばなのスタイルは伝統から現代美術的なアプローチまで幅広く、異分野の作家とのコラボレーションも多数。
片桐の作品群はいけばなが源流として持つ「アミニズム」的な側面を掘り下げ、花を通してひとときの空間を産み出す事に一貫している。





原久子(HisakoHARA)
大阪電気通信大学教授。京都造形芸術大学勤務を経て1997年よりフリーのアートプロデューサー、ライターとして活動。
関西を拠点に国内外で現代アート、映像、メディアアート等の執筆、展覧会・ワークショップ
共同企画に「六本木クロッシング2004」(森美術館)「あいちトリエンナーレ2010」(愛知県美術館ほか)など多数。2005年より現職。


会場の様子



【出 演】 加藤泉、片桐功敦
       原久子(トークコーディネーター)
【日 程】 8月5日(日)  14:00~15:00
【場 所】 ハービスPLAZA ENT B2F
                 東エントランス外特設ステージ
【料 金】 無料
【参加者】 約100名様

とても蒸し暑しい日で、半屋外スペースの冷房も無いところに、
なんと、100名以上ものお客様にお集まり頂きました。
本当にありがとうございます。

















加藤さんにはポスターやチラシの表紙を飾って頂くため、先行して現地で制作を行ってもらいました。その時の制作秘話も語ってくれました。
また、片桐さんが加藤さんの大ファンということが判明。「加藤作品の魅力については何時間でも語れる!」とイベント終了後におっしゃってました。
(これはまた別の機会に・・・)

もっと色々な話を聞きたいのに、あっという間に時間が過ぎてしまいました。



今回のトークイベントの会場では加藤さんの六甲限定ソフビも販売。10体だけの限定販売は一瞬で完売しました!
☆すごい人気です。
加藤泉ソフビ詳しくはコチラ



また、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2012」のチラシも配布しました。こちらもなかなかの人気で、準備していた枚数では足りず、あっという間に無くなってしまいました。
(チラシのデザインは重実生哉さん。六甲山の魅力が全面に溢れ出た素敵なデザインです。)
本展ではチラシに掲載されていない作品も登場します。ちなみに片桐さんの作品も同じ六甲高山植物園での展示です。

お二人も語ってましたが、写真だけでは作品の魅力は伝わりません。アート作品は実際にその目でみないと感じられない良さが沢山あります。
915日からはじまる「六甲ミーツ・アート芸術散歩 2012」に是非お越しください。

2012年5月23日水曜日

たくさんのご応募有り難うございました!

みなさんご無沙汰をしております。
 お陰さまで、「六甲ミーツ芸術散歩2012」の開催も決まり、招待アーティストの方々とも順調に作品について打合せをしております。
一方で、公募作品の募集も行われ、5月7日に締め切りましたが総数で278通ご応募頂きました。

ご応募下さいました皆様には、心から御礼申し上げます。

 昨年は、公募期間中に東日本大震災等もあり、不安な情勢の中でのスタートとなりましたが、今年は事前の下見会を含めて大勢の方に参加して頂けました。
特に今回は、下見に来山された方も多いことから、六甲山の環境に適した作品が多数提案されています。

六甲山は、神戸の市街地から車で30分程度の距離ですが、一気に標高800メートル以上登りますので、市街地とは全く異なる自然環境になります。
従って、展示される方に取っては厳しい環境ですが、無事に設置できればここでしか鑑賞出来ない唯一無二の作品となりますので、私も今から楽しみにしています。

 入選者の結果は、審査会を経てから最終結論が出ますので、あらためて皆様にお知らせしたいと思います。
 また、現在の六甲山は緑が日に日に深まっており、山の生命力に包まれております。
お近くに来られる際には、是非、足を運んで秋との違いを楽しんで下さい。


2012年5月
 総合ディレクター 坂本浩章

2012年5月11日金曜日

しりあがり寿さんが下見に来られました!

招待アーティストのしりあがり寿さんが下見に六甲山カンツリーハウスに来られました。 
園内のレストラン「グリル」でスタッフからの説明を受けて、カメラで撮影。 





さらに、奥の厨房にも興味を持たれたようです。
 色々イメージが湧いてこられたようです。


熱心に、作品イメージをお話くださるしりあがり寿さんです。 
どんな作品が生まれるのでしょうか?今から楽しみですね!

2012年4月27日金曜日

合同下見会第2弾!!!2日間で約50人が参加しました。

4月7日(土)8日(日)今年2回目の合同下見会を実施しました。
ゴールデンウィークが終わるといよいよ公募の締め切りですね!!
沢山のご応募を心よりお待ちしています。


作品公募の締切が1ヶ月後に迫ったこの2日間に、
約50人の方々が集まってくださいました。


六甲ミーツ・アートの舞台となる主な施設にはマイクロバスで回りました。
バスはほぼ満員◎スタッフは一部、補助席に座りました。



六甲山ホテルに入る前に撮った写真です。
六甲ミーツ・アート開催期間も営業している六甲山ホテルには、
アート鑑賞客とは別に宿泊客いらっしゃいます。
モダンな様式の建物をいっそう魅力的な空間に仕立てる作品 を期待しています。


六甲山ホテルから展望施設へやって来ました。
この日は天気も良く視界は良好!!
前回とは大違いです。→前回のブログへ


皆さんが興味深く池の中を覗いている様子です。
実はこの池には鯉がいて、一心不乱に餌を求めて集り、
口を開きながら鯉の上に鯉が折り重なって押し合う様子は、
なんとも奇妙な光景です。
手前の自販機では鯉のエサを販売しております。
  

六甲高山植物園でスタッフ説明を聞いている様子です。
ここは珍しい草花も多く、季節の色合いが変わる様子を存分に楽しめる場所です。



最後は六甲オルゴールミュージアム 中庭での様子です。
池の奥には草木で隠されたような場所 が存在します。
 ここにはどんな作品が設置されるのでしょう、楽しみです。






2012年4月24日火曜日

招待アーティスト続々来山!!

4/11(木)今回の招待アーティストの5名が集合し、下見会が開かれました!
集まったのは、六甲ミーツ・アート2010、2011と参加いただいた開発好明さん、スサイタカコさん、山本聖子さん。そして今回新たに参加いただく、東恩納裕一さんと横溝美由紀さんです。

当日は、残念ながら雨。
嵐の中、霧の中、傘も壊れる荒天での下見となりましたが、
作品設置場所を見つけに2班に分かれて向かいました。


こちらは六甲山ホテルのチャペル。
窓から覗く森の風景は霧に囲まれ幻想的。






六甲枝垂れ六甲高山植物園のガラス室など、山上施設を巡るのは1日仕事です。


皆さん荒天の中本当にお疲れ様でした。
六甲山の霧と風と雨を撥ね退ける素晴らしい作品が、
ここから生まれる事を楽しみにしています。

2012年4月13日金曜日

招待作家、淺井裕介さんが下見に来られました!

まずは六甲山カンツリーハウスを見学。
入口正面に広がる大芝生(芝生はまだですが)に
圧倒されていました。

 

この日は、スキー場の営業が終わって、六甲山カンツリーハウスへと場内を
切り替え作業中で、まだ雪が残っていました。



大芝生
を上へと登って行ってみると大きな岩に遭遇!
どうやらこの巨石は、由緒正しいもののようです。



立札によると古事記に出て来る、ある天の穂日の命(あめのほひのみこと)を祭った場所だそうです。
思わぬことろで古代史に触れ、淺井さんも興味深々でした。




一同六甲高山植物園へ移動、小さな花が咲いていました。
この日は天気も良く、ぽかぽかしていて気持ちがよかったです。




ここでいきなり淺井さんがノートを広げて何やら描き始めました。
作品のアイデアが浮かんだみたいです。



この後の打ち合せでも、ノートに作品のイメージを描きながらお話をされていました。
どんな作品を秋に作るかとても楽しみです!

2012年4月2日月曜日

3.17・18合同下見会

3月17日・18日に公募者向けの合同下見会を実施し、意欲的な方々が集まってくれました。
両日ともあいにくの悪天候、晴れた日の宏麗な六甲山とは一変、視界が霧に塞がれ10m先も見通すことができません。
まだ寒さが残る山頂で、これからどんな具材を採掘し、関係性や意味性を生み出して創造性を展開していくのでしょうか。
実は会期中にも度々霧に覆われる六甲山、そんな日は幻想的な雰囲気が漂い夢幻世界に一変、六甲山の隠れた表情が現われます。


六甲ケーブルで集合した一行はまず六甲山ホテルに向いました。


戦前から創業しているこの六甲山ホテルの旧館は歴史を感じるモダニズム建築
「この古い建物に新しい現代アートが加わり、さらに魅力的な空間を演出してくれる作品を期待している。」
とホテルの総支配人室・専任室長の長岡さんが語ってくれました。(写真右上)


六甲山ガーデンテラスでの写真


次に向かったのは六甲山ガーデンテラス六甲枝垂れ
まだ雪の残る山上は一面霧に覆われていて、屋外展示の過酷さを教えてくれます。


六甲山カンツリーハウス


六甲カンツリーハウスにて、みなさんが見ている方向には2010年度はイチハラヒロコさん、2011年度は小田原のどかさんが展示をした大きな丘があり、霧で視界を塞がれながらもその姿を想像していました。


霧に包まれた六甲高山植物園



四季折々の植物が生息するこの場所は、作品を展示希望する人が最も多い場所です。


六甲オルゴールミュージアム


六甲山上施設の中でも音をテーマにした施設はココだけ。
それ故に音の出る作品は室内ではNGになります・・・
当館の館長が直々に当施設の特質を語ってくれました。(写真右)