「六甲ミーツ・アート/芸術散歩2010」公募に、多数のご応募頂き有り難うございました。当初の予想を上回る応募数に、事務局はじめ関係者を代表しまして感謝!感謝!です。
中には関東より下見に来て頂いた方もいらっしゃいました。全国から素晴らしい作品を提案して頂き、今回の展覧会がますます楽しみになってきました。
審査は来週末の開催を予定しております。質の高い提案ばかりですので、選考はかなり難航すると思われます。審査の模様は、後日お知らせ致します。
審査結果については、7月中にHPにてご報告させて頂きますので、楽しみにお待ちください。
ところで昨日は、招待作家の太田三郎さんが、プランの確認と日程の打合せのため六甲山にいらっしゃいました。太田三郎さんの作品は、主に切手や種をモチーフにしたものが主流ですが、今回はこれまでの活動の集大成になる様な展示を試みたい、というお話しでした。太田作品ファンには必見の展示になるとことと思います。(展示内容の詳細につきましてはあらためてお知らせ致します。)
太田さんには会う度に、挨拶代わりのように、
「今日はどちらの郵便局へ行かれましたか?」
と、伺ってしまいます。昨日もその話題になりました。彼は30年近く毎日のように、その日自分がいる場所の最寄りの郵便局を訪れ、切手に消印を押してもらうことで、自分がいつ何処にいたのかを記録されています。
現在では、ブログなどで日々の記録を書かれている方も多くいらっしゃると思いますが、太田さんのアナログ的な記録と記憶の集積には、それとはまた違った重みと味が感じられます。
太田さんが生み出す切手と種には、様々な時間と記憶、場の歴史性などが詰まっておりますので、今回の展示では是非、それらを感じ取りながら楽しんで頂ければと思います。
昨日の六甲山は本当に天候が良く、やはり神戸市内より涼しくて心地の良い1日でしたので、思わず「ホール・オブ・ホールズ六甲」内のカフェテリア、「シュトラウス・カフェ」にお邪魔してしまいました。柄にも無くおしゃれなジュースを頂きましたが、その他にも美味しそうなメニューが並んでいましたので、次回の打合せでは是非、食してみたいと思います。
「ホール・オブ・ホールズ六甲」の敷地は、今回の展示会場になっております。六甲山には他にも、ガーデンテラスなど美味しい名所も多数有りますので、9月からの芸術散歩2010にお越しの際は、自然とアートと美味しい物をお楽しみ下さい。
総合ディレクター/共同キュレーター 坂本 浩章
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