8月27日、約3週間ぶりにガラス室に向かった。植物園ではカノコユリやヒゴタイが花開き、時の移り変わりを感じる。水屋の上のクローバが崩れているという情報があり、ガラス越しに目を凝らすと、それは本当だった。パソコンの上にも散乱している。だが恐れていたほどのダメージはなく、津山の地酒「加茂五葉」の一升瓶を中に忍ばせて形を整えた。
今日はクローバの干し草を室内に配置するのがメインの作業になる。絨毯やベッドのように敷き詰めてみたいと思いつつ、干し草を見て驚いた。黴びているのである。ガラス室の湿気については、職員から聞いていたが、まさかこれほどとは思わなかった。健康に悪いため、黴びた干し草は使えない。フワフワと漂う胞子を気にしながら、室外に積み上げる。展示計画は大幅変更を余儀なくされることとなった。
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