2010年11月19日金曜日

コンシェルジュの代役

「芸術散歩2010」開幕以来、土日と祝日は欠かさず接客してくださったコンシェルジュの真由美さんが「日本利酒学会」に招かれたため、11月14日(日)は急遽、息子が代役を務めることとなった。京都の大学4回生で、時折京都芸術センター作品監視ボランティアをしているので声をかけたのである。彼一人では心配なため、結局私も同行することとなった。真由美さんへの土産は、二日酔い予防として故郷の庄内柿。ひと月ぶりの植物園は、もはや初冬のたたずまいである。まずまずの天候のためか、来客が絶えない。ふと気づいたのだが、カメラ持参の来場者が実に多い。ためらう様子もなく、ハウス内を撮っている。作品撮影OKの美術館もある位だから、今やこの鑑賞スタイルが主流なのだろうか?













当日はスペシャル・プレゼントとして、オナモミの種子を用意していた。お客様のセーターやマフラーに「ひっつきむし」を留まらせるたくらみである。嫌がると思ったのに、ベレー帽の二人組が応じてくれた。冗談の通じる可愛い少女であった。あのオナモミは今、何処を旅しているだろう。

太田三郎


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