2010年11月30日火曜日

会期を終えて

おかげさまで11月23日を持ちまして、六甲ミーツ・アート「芸術散歩2010」が終了致しました。開催期間中は、他方から多くの方々に来場していただき誠に有り難うございました。

開幕時は暑さが残る早秋の中、汗を拭いながら作家の皆さんと設置作業をしておりましたが、最終日の夜は初雪が舞う初冬の寒さに包まれ、あらためて六甲山の持つダイナミックな自然環境を感じるとともに、屋外展の難しさや他では味わえないアートとの調和を楽しめた展覧会になりました。
会期中には、公募大賞(受賞者/藤江龍太郎)六甲ミーツ・アート大賞(受賞者/角野晃司)で2名の受賞者が誕生。そして、アーティストの協力によって、多くのワークショップが会場内、および近隣小学校にて開催され、作品を作る楽しさを皆様と一緒に共有する事も実現しました。

またスタッフ一同、日々の天候に気を配り来場された方々に楽しんでいただけるよう努めて参りましたが、気象条件などにより一時的にご覧頂けなかった作品などもありました。出展作家の方々には作品のトラブルに真摯に対応して戴き、最後まで緊張が途切れる事無く盛り上げていただきました。

六甲山で初めて行われた現代アートの祭典という事で、現場も作家も手探りで始めましたが、日を追う毎に来場者の方も含めて絆が深まり、紅葉で染まった六甲山に新たな実りをもたらす事が出来ました。
今後も、この経験を生かして新たな六甲おろしを起こしていきたいと思います。

最後に、期間中に足を運んでいただきました皆様にお礼を申し上げるとともに、参加していただいた素晴らしい作家の皆様、本展に関わっていただきましたスタッフの皆様に感謝申し上げます。

2010年11月24日
総合ディレクター/共同キュレーター
坂本浩章


※画像は、会期終了後に谷山恭子さんの「ピクニックシート」を撤去した際に、撮影しました。シートが寒さ除けになったのでしょうか、ここにだけ開幕時の名残がありました。



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